診断には、内臓脂肪の蓄積(ウエスト周囲径の増大)が必須条件です。これに加えて脂質代謝異常、高血圧、高血糖の3項目のうち2項目以上を満たす場合に、メタボリックシンドロームと診断されます。下記(表1)に診断基準を掲載していますので、お手持ちの検査結果と照らし合わせてみて下さい。
治療のポイントは内臓脂肪を減少させることです。現在の体重またはウエスト周囲径の「マイナス5%」を目標に、3〜6カ月かけて緩やかな減量を継続して下さい。 食事療法 脂肪・糖質を減らし、食物繊維を多く摂り、カロリーを制限しましょう。早食い・まとめ食い・偏食・間食・満腹まで食べるなどの食行動の癖を見直して下さい。 運動療法 運動は内臓脂肪を減少させる有効な手段です。運動の時間が取れない場合は、通勤や家事などの日常生活で運動量を増やすように心がけましょう。 薬物療法 食事療法、運動療法を主とした生活改善を3〜6カ月行っても、高血糖、高血圧、高脂血症が改善されない場合は、それぞれに対しての薬物療法が行われます。 禁 煙 喫煙は、動脈硬化性疾患の危険性を高めます。禁煙が必要です。
メタボリックシンドロームはさまざまな病気の入口です。合併症を防ぎ健康的な生活が送られるよう予防に努めましょう。また、上記の症状や心配なことがあれば早めに受診しご相談下さい。